Epic GamesとRiot Games、サポート対応はここまで違う?Fortnite乗っ取り復旧とVALORANT移行を実体験比較

Epic GamesとRiot Gamesのサポート対応を比較するアニメ風イラスト。Fortniteアカウント復旧は迅速、VALORANTのXboxからPS5移行では本人確認やパスワード問題で苦戦する様子を描いた実体験比較サムネイル。 ゲームニュース・コラム

ゲーム会社のサポートなんて、どこも同じだと思っていた

ゲームでトラブルが起きなければ、運営会社のサポートを意識することはほとんどありません。

しかし、アカウントが乗っ取られたり、ゲーム機を変更したりした瞬間に状況は変わります。

「何年も使ってきたゲームデータを取り戻せるのか」

「課金したアイテムはどうなるのか」

「XboxからPS5へ変えただけなのに、なぜログインできないのか」

こうした問題が起きると、ゲーム会社のアカウント管理とサポート体制の差が一気に見えてきます。

わが家では実際に、Epic GamesとRiot Gamesの両方でアカウント関連のサポートを利用することになりました。

Epic Gamesでは、Fortniteをプレイしていたアカウントが第三者に乗っ取られるというかなり深刻なトラブル。

一方、Riot Gamesでは、Xboxで使用しているVALORANTアカウントをPS5でも使おうとしたところ、Riotアカウントのパスワードが分からないという問題が発生しました。

今回は、この2つの実体験を比較します。

Epic GamesではFortniteアカウントが乗っ取られた

まずEpic Gamesです。

こちらは単なる「パスワードを忘れた」という話ではありません。

Fortniteで使用していたアカウントが第三者に不正アクセスされ、アカウント情報まで変更されるという、本格的な乗っ取り被害でした。

ゲームアカウントのトラブルとしては、かなり厄介な部類です。

そこでEpic Gamesへアカウント復旧を申請しました。

本人確認のために、過去のアカウント情報や連携情報などを提出し、復旧手続きを進めました。

結果として、アカウントは復旧。

復旧までにかかった時間は約63時間でした。

約2日半です。

もちろん「63時間なら必ず復旧する」という意味ではありません。

アカウントの状況や本人確認に使える情報によって対応時間は変わるでしょう。

ただ、少なくとも私たちのケースでは、かなり深刻なアカウント乗っ取りだったにもかかわらず、Epic Gamesは数日で処理を完了しました。

現在のEpic Gamesには専用のアカウント復旧フローもある

Epic Gamesの現在の公式サポートには、通常のパスワードリセットだけでなく、アカウントへアクセスできない場合の復旧フローが用意されています。

通常の方法でアクセスを取り戻せない場合、多段階のアカウント復旧フォームを使って、アカウントを特定するための情報を提出する仕組みです。

Epic Games公式も、提供するアカウント情報が正確であるほど復旧しやすくなると説明しています。

さらに、日本語の有人ライブチャットも用意されています。

2026年10月現在、Epic Games公式サポートでは日本語のライブチャットを1日15時間提供すると案内されています。

実際にトラブルが起きたユーザーからすると、「どこから復旧を始めればいいのか」が比較的分かりやすい構造になっています。

次に起きたのがVALORANTのXbox→PS5移行問題

そして今回、新たに問題が起きたのがRiot GamesのVALORANTです。

使用しているRiot IDは、

powerkazuki#3596

です。

このアカウントはXboxで作成し、現在もXboxでは正常にVALORANTをプレイできます。

今回はPCを新しく購入したこともあり、家庭内のゲーム機の使い方を変更することになりました。

そこで、これまでXboxで使っていたVALORANTアカウントをPS5でも使用しようとしました。

ところが、PS5側でRiotアカウントのパスワードを要求されました。

「Riotのパスワードを設定した記憶がない」

ここで困りました。

XboxでVALORANTを始めた際に作成したアカウントなので、Riot Games専用のログインパスワードを設定した記憶がありません。

ゲーム内で使用しているRiot IDは分かっています。

Xboxでも現在プレイできます。

Microsoftアカウントも分かっています。

しかし、PS5で要求されるRiot側のログイン情報が分からない。

そこでRiot Gamesのサポートへ問い合わせました。

Riotから返ってきたのは詳細な本人確認だった

Riot Gamesからは、アカウント所有者確認のため、多数の質問への回答を求められました。

主な内容は次のようなものです。

  • Riotのログイン用ユーザー名
  • 正確なRiot ID
  • プレイしている地域
  • 現在のメールアドレス
  • 現在のIPv4アドレス
  • アカウント作成者
  • 過去に使用した可能性のあるメールアドレス
  • アカウント作成日
  • アカウントを作成した場所
  • 登録した生年月日
  • 他にアカウントを使用した人がいるか
  • 他のRiotタイトルをプレイしたか
  • 最後にアクセスした日時
  • 過去の課金情報

PayPalの取引IDやクレジットカード情報、ゲーム内通貨の購入履歴などについても質問されています。

もちろん、不正なアカウント乗っ取りを防ぐために本人確認が厳しいこと自体は理解できます。

しかし今回はこちらのアカウントを失っているわけではありません。

Xboxでは現在も本人が普通にプレイできています。

目的は、そのアカウントをPS5でも使用できるようにしたいだけです。

その状態でもかなり詳細な本人確認へ進んだことには、Epic Gamesのときとは違う印象を受けました。

Riot IDとログイン用ユーザー名が別なのも分かりにくい

今回もう一つ分かりにくかったのが、Riot IDとログイン用ユーザー名の違いです。

Riot Games公式によると、ゲーム内で表示されるRiot IDと、ログインに使用するユーザー名は別のものです。

つまり、

「powerkazuki#3596が分かっている=ログインできる」

というわけではありません。

普段Xboxからそのままゲームを起動していると、この違いを意識する場面はほとんどありません。

ところが、新しいゲーム機へ移行しようとした瞬間にログイン用ユーザー名やパスワードが必要になります。

ここはコンソール中心で遊んでいるユーザーにはかなり分かりにくい部分です。

VALORANTはPCとコンソールでコンテンツを共有できる

なお、XboxからPS5へ変更すること自体が不可能なわけではありません。

Riot Games公式では、VALORANTをコンソールでプレイするにはRiotアカウントが必要で、XboxやPlayStation Networkを正しいRiotアカウントへ連携する仕組みになっています。

アカウントレベルやゲーム内通貨など、多くのコンテンツはPCとコンソール間で共有されます。

つまり今回の問題は、ゲームデータを「移植」するというより、

現在Xboxに接続されている正しいRiotアカウントを特定し、そのアカウントでPS5にもログインする

という問題です。

EpicとRiot、実際に使って感じた違い

現時点では、Epic Gamesの方が「話が早かった」というのが率直な感想です。

Epic Gamesのケースは、アカウントそのものを第三者に奪われるという、今回よりはるかに深刻な問題でした。

それでも本人確認資料を提出したあと、約63時間で復旧しました。

一方でRiot Gamesの今回は、Xboxでは現在も普通に使えているにもかかわらず、かなり広範囲な本人確認からスタートしています。

ただし、ここで「Epicの方が優秀で、Riotが悪い」と結論を出すのはまだ早いでしょう。

Riot側の処理は現在進行中だからです。

重要なのは、最終的に、

  • 何回やり取りが必要だったのか
  • 何時間または何日で解決したのか
  • 追加で何の本人確認を求められたのか
  • PS5で無事に同じアカウントを使用できたのか

ここまで確認してから評価することです。

サポートの価値は、ゲームで問題が起きたときに初めて分かる

ゲームを買うとき、多くの人はグラフィックやゲーム内容、価格、プレイヤー人口などを比較します。

サポート体制まで比較してゲームを選ぶ人は少ないでしょう。

しかし現在のオンラインゲームでは、アカウントそのものが資産になっています。

何年もかけたプレイデータ、購入したスキン、バトルパス、フレンド、ゲーム内通貨。

それらが一つのアカウントに紐づいています。

だからこそ、トラブルが起きた際に「本当に戻せるのか」「どれくらい時間がかかるのか」は非常に重要です。

Epic GamesのFortnite乗っ取りについては、実際に約63時間で復旧しました。

Riot GamesのVALORANTについては、現在も対応が続いています。

こちらはPS5で実際にログインできるところまで、引き続き記録します。

Riotから次の返信が届き次第、この記事にも結果を追記します。

ゲーム会社のサポートは、普段は見えません。

しかし、本当に困ったときにこそ差が出ます。

編集後記

Epic Gamesのときは正直、「これは戻らないかもしれない」と思うレベルの乗っ取りでした。それでも約63時間で戻ってきました。
今回のRiotは逆で、Xboxでは普通に遊べています。それなのにPS5へ移そうとすると、ログイン情報が分からず、そこから本人確認が始まりました。
セキュリティを厳しくすることは当然必要です。ただ、コンソールでゲームを始めた子どもが、数年後に「Riotのログインユーザー名は?」「作成日は?」と聞かれても分からない家庭は相当あると思います。
この件はまだ終わっていません。PS5で実際に遊べるようになるまで追いかけます。

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