「GTX 1660 Tiは2026年でもFortniteに使えるのか?」
スペック表やベンチマークサイトを見るだけなら簡単です。
しかし、Fortnite、とくに競技環境では話が変わります。
敵が少ない場所ではFPSが出ても、プレイヤーと建築が密集する終盤になると一気にフレームレートが落ちることがあります。
そこで今回は、実際に購入したCore i5-9400F+GeForce GTX 1660 Ti+メモリ16GBの中古ゲーミングPCでFortniteをプレイし、実戦でどこまで使えるのかを確認しました。
結論から言うと、現在確認できている競技終盤のフレームレートはおおむね80〜120fps。
240fps張り付きではありません。
しかし、「古いGTX 1660 Tiだから60fps程度しか出ない」という状態でもありません。
約5万円で購入した中古PCが、Fortnite競技環境で実際にどこまで戦えるのか。
数字をそのまま見ていきます。
検証PCはi5-9400F+GTX1660 Ti
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| CPU | Intel Core i5-9400F |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti |
| メモリ | DDR4 16GB |
| ストレージ | SSD 525GB |
| OS | Windows 11 Pro |
| 本体価格 | 44,980円 |
| 1年保証込み | 49,478円 |
前回の記事で紹介した通り、5万5,000円以内を上限として選んだ中古ゲーミングPCです。
GPUはGTX 1660 Ti。
CPUは第9世代のCore i5-9400F。
最新ゲーミングPCと比べれば古い構成ですが、今回はスペック表で勝負するのではありません。
Fortniteを実際にプレイして使えるかどうかがすべてです。
Fortnite公式推奨スペックは十分に超えている
Epic Gamesが現在公開しているFortniteの推奨環境は、GPUがGeForce GTX 960または同等品、CPUがCore i5-7300Uまたは同等品、メモリ16GB以上です。
今回のGTX 1660 Ti+i5-9400F+16GB構成は、少なくともFortniteそのものを動かすための推奨ラインは超えています。
ただし、ここで注意したいのが、「Fortniteが動く」ことと「競技で240fps出る」ことはまったく別だという点です。
公式推奨スペックは、競技終盤で240fpsを維持するための保証ではありません。
実戦終盤では80〜120fps
今回、一番知りたかったのはここです。
Fortniteを実際にプレイすると、現在確認している競技終盤では約80〜120fpsの範囲まで落ちます。
これは平均ベンチマークではなく、実際のプレイ中に確認している値です。
したがって、現時点では「GTX 1660 Tiなら平均何fps」という一般化まではしません。
ただ、少なくとも今回購入した実機では、最も負荷が大きくなりやすい終盤でも60fpsに張り付くような状態ではありません。
80fps、100fps、120fps前後で変動しながら戦っています。
なぜ終盤になるとFPSが落ちるのか
Fortniteは単純にグラフィックだけを描画しているゲームではありません。
競技終盤では多数のプレイヤーが狭い範囲に残り、建築、編集、破壊、移動、アイテム、敵プレイヤーの処理などが一気に集中します。
そのため、軽い場面と終盤ではPCへの負荷が大きく変わります。
特にPC版Fortniteでは、画質を下げて高FPSを狙うPerformance Modeがあります。
Epic GamesもPerformance Modeについて、低フレームレート時の改善策として提供しており、有効化によってFPSが向上する場合があると案内しています。
ところがGPU側の描画負荷を軽くすると、今度はCPUが大量のゲーム処理を担当する割合が相対的に大きくなります。
今回の構成で競技終盤80〜120fpsまで落ちる理由を考えるうえでは、GTX 1660 Tiだけを見るのではなく、i5-9400Fも含めたシステム全体を見る必要があります。
GTX1660 Tiが原因なのか?
現時点で「GTX 1660 Tiが弱いから80〜120fpsしか出ない」と断定することはできません。
むしろPerformance Modeや低画質設定でGPUへの負荷を落とした競技環境では、CPU側がFPSの上限を決めるケースがあります。
ここは今後、CPU使用率、GPU使用率、クロック、温度などを確認するとさらに切り分けられます。
重要なのは、FPSが落ちる=すぐGPU交換ではないということです。
仮にCPUがボトルネックなら、GTX 1660 Tiを少し上のGPUへ交換しても終盤FPSが大きく改善しない可能性があります。
GTX1660 SUPERを買ったほうが良かった?
今回、中古PCを探していた段階ではGTX 1660 SUPER搭載機も候補にありました。
しかし、同じ価格条件ならGTX 1660 Tiを選んだこと自体に問題はありません。
GTX 1660 TiはGTX 1660 SUPERと非常に近いクラスのGPUであり、今回の課題である競技終盤FPSについては、GPUを1660 SUPERへ変えれば解決するという話ではありません。
むしろ今後さらにFPSを伸ばしたい場合、注目すべきなのはCPU側です。
i5-9400Fはダメなのか
これも答えは単純ではありません。
i5-9400Fは最新CPUではありません。
しかし、今回のPCでFortniteそのものは普通に動いており、競技終盤でも80〜120fpsを確認しています。
したがって「9400FではFortnite競技ができない」という評価は事実と合いません。
一方で、終盤まで200fps、240fpsといった高いフレームレートを安定して維持したいとなれば、CPU世代の古さが問題になってくる可能性があります。
つまり評価はこうです。
Fortnite競技ができるか → できる。
終盤まで240fpsを張り付かせられるか → そこまでの性能ではない。
この2つを混同しないことが重要です。
では240Hzモニターは無駄なのか
今回の環境ではFHD・240Hzモニターも使います。
終盤80〜120fpsという数字だけを見ると、「240Hzなんて必要なかったのでは?」と思うかもしれません。
しかし、試合中ずっと80〜120fpsという意味ではありません。
Fortniteは状況によってFPSが大きく変動します。
軽い場面で144fps、180fps、200fps以上が出るなら、144Hzモニターより高いリフレッシュレートを使える時間は存在します。
ただし今回の記事では、序盤・中盤・終盤を同じ条件で記録した詳細な平均FPSまではまだ取っていません。
そのため「平均200fps出る」などの数字を作ることはしません。
今後、実際のFPSをさらに記録しながら240Hz環境の意味を検証します。
60fpsに張り付いたら設定を疑う
今回の実機では終盤でも80〜120fpsを確認しています。
したがって、同じような構成なのにFortniteが常時60fps付近から動かないのであれば、まずPC性能そのものではなく設定を確認したほうがいいでしょう。
Epic Games公式も、FPSが固定される場合はV-Syncとフレームレート上限を確認するよう案内しています。
なおFortniteのロビー画面では、使用しているウィンドウやレンダリングモードによって60fpsまたは120fpsに制限される場合があります。
FPS設定が反映されているか確認する場合は、ロビーではなく実際のマッチ中を見る必要があります。
240Hzモニターを購入したのに60fpsしか表示されない場合は、FortniteだけでなくWindows側のリフレッシュレート設定、V-Sync、FPS上限、接続端子なども確認します。
5万円中古PCとしてどう評価するか
ここで購入価格に戻ります。
今回のPCは1年保証込み49,478円です。
この金額で、
- Core i5-9400F
- GTX 1660 Ti
- メモリ16GB
- SSD 525GB
- Windows 11 Pro
- Fortniteローカルプレイ
- 240Hzモニター接続環境
まで用意できました。
そのうえで競技終盤80〜120fps。
これを「240fps出ないから失敗」と評価するのは違います。
10万円、15万円の最新ゲーミングPCを買ったわけではありません。
5万円以内で、どこまで競技環境を作れるかという購入です。
その目的に対しては、実際にFortniteを競技環境で動かせるところまで到達しています。
そして実際に大会でも使った
ここからが、このシリーズの次の段階です。
「競技に使える」と書くだけなら、単なるレビューです。
今回は実際にこのPC環境でFortniteの大会へ参加しています。
そこでどの順位まで行けたのか。
5万円の中古PCで、実戦の大会環境にどこまで食い込めたのか。
次回はスペック表でもFPSだけでもなく、FNCSの実際の結果を公開します。
まとめ:終盤80〜120fps。それでも競技はできる
GTX 1660 Ti+i5-9400F+16GBの中古PCでFortniteをプレイした結果、現在確認している競技終盤では80〜120fps前後でした。
240fps完全固定ではありません。
しかし60fpsしか出ないPCでもありません。
そして、約5万円という購入価格を考えれば、Fortniteをローカルで高FPS運用し、競技へ参加するためのPCとして成立しています。
今後さらに上を狙うなら、GPUだけではなくCPU側の限界も確認する必要があります。
ただし、それは実測してからです。
まだ使える部品を「古いから」という理由だけで交換して金を使う必要はありません。
まずはこのPCを使い倒します。
次回は、この5万円中古PCで実際にFNCSソロ予選へ出場した結果を公開します。



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